一定期間更新がないため広告を表示しています
途上国に太陽光ランタン、日本のNGOら寄贈(読売新聞)
- 2010.02.09 Tuesday
- -
- 01:32
- comments(0)
- trackbacks(0)
- -
- -
- by qdbckrp1xv
太陽エネルギーで充電できる照明器具を、途上国の電気が使えない村に贈る動きが、日本の民間活動団体(NGO)や企業の間で広がりつつある。
この文明社会で、世界では約15億人が今も電気のない暮らしを営む。現地からは「夜も家事や副業ができるようになった」といった感謝の言葉が寄せられている。石油などの化石燃料ではなく、自然エネルギーを使うため、「貧困解消と温暖化防止の一石二鳥」と専門家の間でも評価する声が出ている。
夕方、村の子供たちが一軒の家に集まってきた。家の屋上には1畳ほどの大きさの太陽光発電パネル。子供たちの目当ては、パネルから充電したソーラーランタン(太陽エネルギーで明かりがともるちょうちん)だ。用意した50個はあっという間になくなった。ランタンは翌朝返却され、日中に充電される仕組み。
インド北部ウッタルプラデシュ州のナングラマル村。サトウキビ畑に囲まれた村を先月訪れたNPO法人「ガイア・イニシアティブ」(東京都港区)の事務局長、藤田周子(ちかこ)さん(35)は、ランタンが重宝されている様子に「感激した」。
若い女性からは「これまで夕食が終わると真っ暗になり、食器も洗えず、じっとしていた。本当に助かる」と感謝された。別の村では「木の葉を使った皿作りの副業ができる」と言われた。
11億人のうち4億人が電気のない暮らしをするインドでは、多くの農村が日が沈むと闇に包まれる。屋内はランプが頼りだが、数十センチ先を照らす程度。灯油の精製が不十分で、煙が気管支炎を起こすこともある。「明るくて安全。これで夜も勉強できる」とランタンは子供たちにも人気だ。
藤田さんたちは、ランタンの普及を図るインドの「エネルギー資源研究所」(TERI)に協力し、日本の企業や個人から寄付を集めている。TERIはこの2年間で約130の村にパネルとランタンを贈っており、このうち12村は日本からの寄付。1村につきパネルとランタン50個などで85万円が必要だが、東芝プラントシステム(東京都大田区)や神奈川県庁などのほか、個人にも支援の輪が広がる。
NPO法人「ソフトエネルギープロジェクト」(横浜市中区)はアフリカ・セネガルの漁村に太陽熱調理器を送っている。現地のNGOと協力し、これまでに計5台。村ではまきで調理するため、伐採で砂漠化が進み、生活費の多くが燃料代に消えていた。佐藤一子(かずこ)理事長(66)は「環境を守り、貧困から抜け出す手助けになる」。
三洋電機(大阪府守口市)はこれまで計750セットの自社製ソーラーランタンをウガンダに寄贈し、今後は販売も計画している。
途上国が自然エネルギーで発展を目指す動きを、専門家は「(化石燃料を飛ばした)カエル跳び」と呼ぶ。環境エネルギー政策研究所の飯田哲也所長は「自然エネルギーは大規模発電所を建設するより即効性がある。カエル跳びは、日本企業にとっても自然エネルギーの設備を売り込む商機となる」と話している。(社会部 小坂剛)
・ インフル患者、再び減少=累計2000万人突破−感染研(時事通信)
・ 首都圏連続不審死 「背もたれ傾き」端緒 自殺から事件に(毎日新聞)
・ <副都心線>池袋駅近くの線路から煙 1万8800人影響(毎日新聞)
・ 小沢氏、会見時間は17分=一方的に打ち切る(時事通信)
・ 長崎県知事選告示 大仁田元参院議員ら7人が届け出(産経新聞)
この文明社会で、世界では約15億人が今も電気のない暮らしを営む。現地からは「夜も家事や副業ができるようになった」といった感謝の言葉が寄せられている。石油などの化石燃料ではなく、自然エネルギーを使うため、「貧困解消と温暖化防止の一石二鳥」と専門家の間でも評価する声が出ている。
夕方、村の子供たちが一軒の家に集まってきた。家の屋上には1畳ほどの大きさの太陽光発電パネル。子供たちの目当ては、パネルから充電したソーラーランタン(太陽エネルギーで明かりがともるちょうちん)だ。用意した50個はあっという間になくなった。ランタンは翌朝返却され、日中に充電される仕組み。
インド北部ウッタルプラデシュ州のナングラマル村。サトウキビ畑に囲まれた村を先月訪れたNPO法人「ガイア・イニシアティブ」(東京都港区)の事務局長、藤田周子(ちかこ)さん(35)は、ランタンが重宝されている様子に「感激した」。
若い女性からは「これまで夕食が終わると真っ暗になり、食器も洗えず、じっとしていた。本当に助かる」と感謝された。別の村では「木の葉を使った皿作りの副業ができる」と言われた。
11億人のうち4億人が電気のない暮らしをするインドでは、多くの農村が日が沈むと闇に包まれる。屋内はランプが頼りだが、数十センチ先を照らす程度。灯油の精製が不十分で、煙が気管支炎を起こすこともある。「明るくて安全。これで夜も勉強できる」とランタンは子供たちにも人気だ。
藤田さんたちは、ランタンの普及を図るインドの「エネルギー資源研究所」(TERI)に協力し、日本の企業や個人から寄付を集めている。TERIはこの2年間で約130の村にパネルとランタンを贈っており、このうち12村は日本からの寄付。1村につきパネルとランタン50個などで85万円が必要だが、東芝プラントシステム(東京都大田区)や神奈川県庁などのほか、個人にも支援の輪が広がる。
NPO法人「ソフトエネルギープロジェクト」(横浜市中区)はアフリカ・セネガルの漁村に太陽熱調理器を送っている。現地のNGOと協力し、これまでに計5台。村ではまきで調理するため、伐採で砂漠化が進み、生活費の多くが燃料代に消えていた。佐藤一子(かずこ)理事長(66)は「環境を守り、貧困から抜け出す手助けになる」。
三洋電機(大阪府守口市)はこれまで計750セットの自社製ソーラーランタンをウガンダに寄贈し、今後は販売も計画している。
途上国が自然エネルギーで発展を目指す動きを、専門家は「(化石燃料を飛ばした)カエル跳び」と呼ぶ。環境エネルギー政策研究所の飯田哲也所長は「自然エネルギーは大規模発電所を建設するより即効性がある。カエル跳びは、日本企業にとっても自然エネルギーの設備を売り込む商機となる」と話している。(社会部 小坂剛)
・ インフル患者、再び減少=累計2000万人突破−感染研(時事通信)
・ 首都圏連続不審死 「背もたれ傾き」端緒 自殺から事件に(毎日新聞)
・ <副都心線>池袋駅近くの線路から煙 1万8800人影響(毎日新聞)
・ 小沢氏、会見時間は17分=一方的に打ち切る(時事通信)
・ 長崎県知事選告示 大仁田元参院議員ら7人が届け出(産経新聞)
- コメント
- コメントする
- この記事のトラックバックURL
- トラックバック
- calendar
-
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30
- sponsored links
- selected entries
-
- 途上国に太陽光ランタン、日本のNGOら寄贈(読売新聞) (02/09)
- archives
-
- June 2010 (2)
- May 2010 (3)
- April 2010 (7)
- March 2010 (15)
- February 2010 (26)
- January 2010 (20)
- recent comment
-
- <悪ふざけ>消防士長、AED胸にあて携帯で動画撮影 戒告処分に(毎日新聞)
⇒ リンデル (01/14) - <悪ふざけ>消防士長、AED胸にあて携帯で動画撮影 戒告処分に(毎日新聞)
⇒ 桃医 (01/09) - <悪ふざけ>消防士長、AED胸にあて携帯で動画撮影 戒告処分に(毎日新聞)
⇒ ソルバルウ (01/05) - <悪ふざけ>消防士長、AED胸にあて携帯で動画撮影 戒告処分に(毎日新聞)
⇒ 玉木よしひさ (12/31) - <悪ふざけ>消防士長、AED胸にあて携帯で動画撮影 戒告処分に(毎日新聞)
⇒ こういち (12/26) - <悪ふざけ>消防士長、AED胸にあて携帯で動画撮影 戒告処分に(毎日新聞)
⇒ ポリエモン (12/22) - <悪ふざけ>消防士長、AED胸にあて携帯で動画撮影 戒告処分に(毎日新聞)
⇒ ちょーたん (12/11) - <悪ふざけ>消防士長、AED胸にあて携帯で動画撮影 戒告処分に(毎日新聞)
⇒ ばきゅら (12/07) - <悪ふざけ>消防士長、AED胸にあて携帯で動画撮影 戒告処分に(毎日新聞)
⇒ ポロネーゼ (12/03) - <悪ふざけ>消防士長、AED胸にあて携帯で動画撮影 戒告処分に(毎日新聞)
⇒ 機関棒 (11/25)
- <悪ふざけ>消防士長、AED胸にあて携帯で動画撮影 戒告処分に(毎日新聞)
- links
- profile
- search this site.
- mobile
-